アンポンタンの健康・医療に関するBlog

Articles on health and medical care.

”頭痛”や”めまい”、顎の痛みなどを治す方法(Cure for headache and dizziness.)

頭痛、めまい、顎の痛み(顎関節症)などでお悩みの方、「いったいどこで診てもらったらいいの?」、「病院で治療してもらえるの?」「どういう治療が効くの?」など、意外と困っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?そんなお悩みにお答えします。
 
頭痛、めまいの原因はなにか?
 ストレス社会である現代では、”頭痛や”めまい”で悩んでいる方が多くいます。これらの原因は様々ですが、実は現代社会において”働き方”や”生活習慣”が大きな要因となっていることをご存知でしょうか?
 今、皆さんが仕事や生活する上で欠かせないものは何ですか?と聞かれると、ほとんどの方はスマホやパソコンを上げることは予想できるでしょう。
こんな姿勢でスマホやパソコンを使用していませんか?

f:id:nagiyume0425:20180321150025p:plain

f:id:nagiyume0425:20180321150047p:plain

 実はこの姿勢は頭痛やめまいの大きな原因の一つなのです。この姿勢をもう少し詳しくみると以下の図のようになります。

 

   f:id:nagiyume0425:20180321150954p:plain  

      (Dunn.J 1991より引用)
 
 猫背のようなこの姿勢を”頭位前方位姿勢(Forward Head Posture)といいます。この姿勢を続けることで首や肩、さらには顎の筋肉への負担が大きくなっていき、最終的には肩こりなど筋肉の痛みを引き起こしていきます。人間のからだは自由に動かせるため、いろんな姿勢をとることができます。その中で”短時間”悪い姿勢をとることは別にかまいませんが、スマホやパソコンを操作しているときのように悪い姿勢を”長時間”続けてしまうということが大きな問題となります。
こんな対処法もあります⇩⇩⇩⇩⇩
 
悪い姿勢が筋肉の異常を引き起こす
先ほど説明したような悪い姿勢が筋肉ではなく、正確には筋肉を覆う膜に異常を引き起こして肩こりのような”重だるい”痛みを引き起こします。この筋肉を覆う膜のことを”筋膜”といいますが、この筋膜は全身に存在して筋肉と筋肉同士をつなぎとめている構造で存在します。以下の図のように顔や頭にもたくさん筋肉が存在し、それを筋膜がつなぎとめています。
 
悪い姿勢を続けると首などの一部の筋膜に負担がかかり、動きが悪くなった部分で痛みを生じるようになります。これを”筋筋膜性症候群(MPS)”といいます。そしてこのMPSが、どこか1カ所で生じると筋膜を伝わって全身の痛みへと広がっていきます。たとえば、先ほどの悪い姿勢から首の筋膜が悪くなり、肩や頭へそれが広がっていくことで肩こり、頭痛やめまい、さらには顎の痛みなどの症状を引き起こすようになります。
 
どうやってこれらの症状を治すの?
 筋膜が原因である場合、大半は生活習慣に問題があります。まずは、単純に筋膜に負担をかけないようにできるだけ以下の写真のような顎を引いた姿勢でスマホやパソコンを使用することが大切です。
あとは、長時間同じ姿勢が続かないように腰の位置を変えたり、首を回したり、周りからみて落ち着きがないと思われるくらいがちょうどいいです。実際、寝ているときに人は一晩で24~36回も無意識に寝返りするそうです。ある意味寝相が悪いといわれている人の方が、筋膜への負担がすくなくて快眠できていると考えてもよいでしょう。
 
姿勢を治してもすぐには治らない場合は?
 日本でも、筋膜の治療を専門とする施設が増えてきました。頭痛、顎関節治療を専門とした大学病院を受診することもおすすめですが、病院に勤務する理学療法士や筋膜の治療を専門とする接骨院や鍼治療院などに相談することが最もおすすめです。筋膜の治療は長年お医者さんのなかではあまり着目されていませんでしたが、最近は”整形内科”という本がでたり、テレビなどでも取り上げられるようになってきました。さらなる治療の発展が、皆さんの健康に繋がることを祈っております。    byアンポンタン
 
肩こり、疲れ、冷えに最適です ⇩⇩⇩⇩⇩