人はなぜ腰痛を引き起こすのか!?
腰痛を訴える人は身近に、もしくは自分自身で苦しんでいる方もいるでしょう。腰痛の対策はいろいろとあるものの、国民の中で腰痛を訴える人の数は減っていないのが現状です。では、なぜこれほどにまで腰痛に苦しめられる人が多いのか?それを少し考えてみましょう。
人は腰痛を引き起こす宿命!?
腰痛が出現する要因は様々ですが、肉体労働、長時間続く同一姿勢(座りっぱなし、立ちっぱなし)、肥満体系、精神的ストレスなどがあります。これら多くの要因がありますが、構造上の問題が大きくあります。
出典(図1):alon-nico.com/chiro/2244/
図1のように人間は哺乳類で祖先はもともと4足歩行でした。両腕は前足だったのです。しかし、進化の過程で徐々に2足歩行になりました。これが腰痛のはじまりです。4足歩行のときは、常にお辞儀をしているような形で腰は前に曲がっています。2足歩行になってから、重力や上半身の重さを腰が背負うことになりました。そして、前に曲がっていた腰椎が2足で立つことで図2のように逆に後ろへ曲がる(反りかえる)ようになり、関節への負担が増しました。肥満でお腹が出た方は、お腹の重みでさらに腰椎が後ろへ反りかえります。