アンポンタンの健康・医療に関するBlog

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腰痛の対処法~その①~

今も腰痛に苦しむ人は多くいます。以前、”腰痛を引き起こす原因”についてはお話ししましたが、構造上の問題が大きくあります。それを以下に示します。

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 図1左の”猫背”によって、腰椎がまっすぐになってしまい重力や体重などの縦にかかるストレスが通常よりも大きくなります。通常は腰椎が図1の真ん中の”正常”のように若干湾曲(後ろにそって)しています。この湾曲が縦にかかるストレスを減らしてくれます。しかし、図1右の”反り腰”のように湾曲が大きくなりすぎても、直接的に腰椎のストレスが大きくなっていきます。”猫背”の人は腰だけではなく、首や肩にも問題をおこしやすくなります。その”対処法”は以前にもお話ししました。では”反り腰”の人はどうやって対処したらよいのか?まず”反り腰”になる原因を以下に示します。

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出典(図2):http://www.youtuunaoru.com/
 図2のように太った人、妊娠した人は共通してお腹が大きくなり、その重みで”反り腰”となり腰痛を発症する可能性があります。妊娠した人は、出産後にお腹の重みが減るので腰痛が改善しやすいですが、肥満による下腹部の脂肪はなかなか落ちません。そういった方は、糖質カットの食事療法に加えて以下に示す腹筋運動を20~30回を週3回以上実施することをオススメします。お腹の脂肪(重み)を減らす食事療法と腹筋運動を一緒に行っていけば、約2週間ほどで痛みが減ってきます。

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 さらに”反り腰”の人は妊娠や肥満など、長期間その姿勢で固定されていたために筋肉も固くなってしまいます。特に骨盤にある”腸腰筋(ちょうようきん)”という筋肉が”反り腰”をより強めます。腸腰筋を以下に示します。
 この”腸腰筋”が固くなったことを確かめる方法があります。それを以下に示します。
 
 図5のように上を向いて横たわり、右脚をかかえて左足はのばしておきます。左の腸腰筋が固くなっていると、図5のように左脚のももが床から離れて浮いてきます。もう片方の脚でも繰り返します。これを”トーマステスト”といいます。このテストで腸腰筋が固いことがわかったら以下のストレッチを行いましょう。
 
 図6のように約20~30秒ずつストレッチを行います。これを毎日行えば少しずつ腸腰筋は柔らかくなっていきます。時間帯としては、お風呂上りもしくは寝る直前が良いでしょう‼
このような方法で、腰痛を改善させていきましょう。
 しかし、これでも治らないという方のために、次回さらなる対処法をお話しいたします(^^)/             byアンポンタン

 腰痛には最適 ⇩⇩⇩⇩⇩